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設計屋が古都鎌倉に古民家を購入。
敢行されるリノベーション(古家再生)の顛末はいかに?
果たして「餅は餅屋」と言い切れるか・・・?

家:http://m-atelier.jp/
別:http://m-atelier.jugem.jp/
■私のスキな家具
リッシュ ポラン マテゴ プルーヴェ ムイユ ペリアン・・・。

何かの呪文?って感じでしょうか?
ミッドセンチュリーに活躍した、フランス人デザイナーたちの名前です。

まだまだ日本での知名度は低いと思います。
でも彼らが作ったプロダクト、現存数も流通量も少ないので一部のマニアの間では高値で取引されているようです。
500万円の椅子とか、1500万円のキャビネットとか・・・。
なかには文字通り「桁違い」なアートピースもあります・・・。

50〜60年代のフランスの家具。
スキですねぇ。
なぜか「和」に通じる香りもプンプンします。

よくよく考えたら、これらのプロダクトが生産された年代と、我が家が新築された年代はほぼ同じ(1960年前後)。
だからでしょうか?
これらの家具、違和感なく古屋に溶け込んでいると思います。

こちらはピエール・ガーリッシュ(Pierre Guariche)デザインのラウンジチェア。
ファブリックもオリジナル。
少々カビ臭いようですが気にしません。


こちらはフランスはエアボーン社(AIRBORNE)のラウンジチェア+オットマン。
デザイナーは不明。
知っている人、教えてくださいー。
先日、ファブリックは張り替えました。


ソファはジョージ・ネルソン(George NELSON)のDayBed。
ペンダントライトもネルソンデザインでオリジナルバブルランプのアップル。
ハワードミラー社(Howard Miller)製。
こちらはアメリカ50’Sのプロダクト。

キャビネットはR・J・カイエット(Rene-Jean Caillette)のデザイン。
ローテーブルは陶芸家ロジェ・カプロン(Roger CAPRON)のデザイン。
これらはフランス50’Sのプロダクト。


カウンタースツールはフランスのビエネーゼ社(Bienaise)のプロダクト。
まだまだ謎が多いイスですが、かなりのレアモノ。
GRASのランプが好きな人にはたまらないテイストでしょ?きっと。
価値を知らない都内のアンティークショップの店頭に激安プライスで並んでいたモノを即決購入。
ラッキー・・・。


これらのお気に入りの家具たちが似合う家・・・。
実はそんな想いが我が家のデザインコンセプトの根底です。

そこに置かれる家具たちをイメージしながらデザインワークを進めないと、あとでチグハグな印象の家になってしまいます。
家具あっての家ですから。
posted by ミヤタカズヒコ | 09:37 | ■カグ | comments(0) | trackbacks(0) |
■仕事部屋と風呂も見て〜
日はアトリエと風呂のご案内。

アトリエはほとんど趣味の部屋。
最近の設計事務所に製図台はありません。
すべてPC。
つまり何処でもしようと思えば仕事ができる。

それはそれで困ったもんです・・・。

うちのマシンはデスクトップがIBMのThinkCentre、ラップトップも同社のThinkPad。
こちらも見てみて。

MacintoshはG5時代で卒業しました。
棚に鎮座しているColor Classicは今も稼働しますが実際はインテリア。
OSは「漢字Talk7.0」搭載。
これを「懐かしい響きだ・・・」と感じる人、40歳前後かと思います。
こちらも見てみて。




照明器具はフランスのGRAS。
とってもレアなモデルたちです。
この辺の自慢はまた後日たっぷりと・・・。


風呂は、予算の関係でハーフユニット(下部だけユニット)を採用しました。
これだとまぁ、ローコストの割には意匠的にも遊べるし、ユニットバスのような寒々しさも軽減できるし。
2面はモルタル塗り、2面はヒノキ板張り。
天井はアルミのスパンドレル。
シャワーユニットは「グローエ」。
小物はIKEA様(お世話になってますー)。


ドアを開けた時のヒノキの香りがたまりません。
浴槽や床までヒノキを採用するほどの根性や情熱、ましてや予算はありません。
これで充分シアワセ。

posted by ミヤタカズヒコ | 10:38 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■ダイニング〜ッ
っと(1年くらい)探していたダイニングテーブル。

先日ようやく出会いました。
イルマリ・タピオヴァーラがデザインしたピルッカテーブル+ベンチのセット。
アルヴァ・アアルトやル・コルビジェに師事したフィンランドを代表する家具デザイナーのひとりです。

「フランスミッドセンチュリーの家具が多い空間にフィンランドの北欧系家具ってどうなの?」
と、多少の不安もありましたが、いやいや意外と馴染んでいます。
こんな感じ↓。


このピルッカテーブル。
華奢な構造故、残数が非常に少なく日本にも年間1〜2台入るかな?って感じのモノ。
それとほとんどのピルッカはキレイにリペアされていて、ピカピカで新品同様な印象のモノが多い中、これはなんと奇跡のオリジナル。
リペア歴なし。

4〜50年も前のものですから当然傷があったり、日焼けしていたり。
でも個人的には全く気になりません。
むしろ歴史を感じて愛着が持てるかなと。
その上リペアの費用が加算されない分、かなりお買い得・・・。

H
寸法が680mmと低いせいか、妙に広がりを感じてどっしりと落ち着いた印象。
オリジナルの疲れた感じとスケルトンの天井も相性〇。
W1800なので6人くらいは余裕で座れます。


ペンダントライトはジョージネルソンのデザインでバブルランプのシリンダー。
モダニカ製のレプリカじゃないですよ。
Howard Millerのオリジナル、へへへ。(自慢)
posted by ミヤタカズヒコ | 00:09 | ■カグ | comments(0) | trackbacks(0) |
■「せんせー!」
計屋である私、現場では職人から「せんせー」と呼ばれています。

でも「せんせー」とは「大工さん」とか「左官屋さん」と同義語で、私のことをホントに「先生」だと思っている節はまったくなし。
もしくは「あだ名」。

職人たちのほとんどは私より年上。
あるいは親父ほどの年齢の熟練もいます。
であれば私なんぞが「先生」として何かを教えるよりも、圧倒的にに教えられることのほうが多いわけです。

指示・提案するのは私ですが、教えてくれるのは職人。
つまりホントは上でも下でもなく、対等な立場のお付き合い。
あるいは「先生」ではなく「監督」。

「ダメだよ、せんせー」
「違うよ、せんせー」
なんて言われることも多々ある頼りない「先生」ですが、まぁ、職人たちとは上手くやっています。

人対人の工事現場。
日頃の信頼関係があればこそ、「せんせー」からの無理難題なお願いにもみんな汗を流して頑張ってくれているわけです。
posted by ミヤタカズヒコ | 12:20 | ■ツブヤキ | comments(0) | trackbacks(0) |
■外観〜
日は外観写真。

敷地境界線に沿ってぐるーっとコンクリートブロックを積み上げる・・・。
そしてブロックの切れ目にアルミの門扉・・・。
「アルミは錆びなくてモダンでイイですよ」
って、もうそんなのやめませんか?

ブロックを積んでも本気の悪漢ならヒョイッと飛び越えてくるだろうし、あまり意味はないと思うのです。

「ここからうちだから絶対に入らないでね!」
って気持ちの表れでしょうけど、もう少し他に方法はないんでしょうか?

その答えがこれ↓。


現実の敷地境界線は塀を設けずオープンに。
でも感覚的な境界線を「1枚の真っ白な漆喰壁を新設」することで主張します。
そこに古屋の名残を印象付ける和風な設えの玄関をポツンと配置。


既存の良さは残したい。
だから玄関側の漆喰壁以外、基本的には傷んだ部分の表装替えのみ。
とは言っても南側は相当なダメージだったので、外壁も基礎も屋根も一新です。


直射日光が当たりにくく風通しのいい東側、北側のダメージはそれほどでもなかったので、外壁はツヤありの油性塗料でお色直し。
油性塗料の防汚性+撥水性にも期待しています。



posted by ミヤタカズヒコ | 01:14 | ■ケンチク | comments(0) | trackbacks(0) |
■外構で決まるのよね
構工事。

つまり家以外の廻りの工事のこと。
フェンスだったり、アプローチだったり、植栽だったり。

住宅工事の場合、予算に余裕のある工事なんて、ほとんどありません。
で、竣工間際・・・。
どうなるかというと、予算のほとんどを建物に使ってしまって、外構工事はなおざりに・・・。
業者のほうもそれを想定しているので、外構工事の見積単価は安く安く設定しています。

「思った以上に追加工事があったから、外構はやらなくていいよ。自分たちでやるから」
・・・なんて話がよくあります。
そうなると業者にとってはしめたもの。
面倒だし、単価が安いから儲けが少ない・・・。

でもねぇ、家の雰囲気って外構で決まると思うんです、ホントは。
料理にとっての食器と同じ。
上質な器(うつわ)は、料理をそれ以上のクオリティに昇格してくれます。

我が家ももちろん予算に余裕なんかありません。
でも、ここは手が抜けない。
「ホームセンターで適当な花でも買ってくるか」
ってわけにはいきません、絶対に。

予算はないけど、庭は是非思い入れのあるモノにしたい。
というわけで我が家の植栽は友人の花屋さん+その友人の植木屋さんに発注しました。
でたったの1日で、それも予算内で大満足の庭を作ってくれました。

何もなかった寂しい庭がこんな感じに↓。


「間」の取り方が絶妙でしょ。
和風の庭はこの「間」が命。


植栽計画のテーマは「なんとなく和・・・」
料亭の中庭みたいな純和風庭園は好みではないし、不釣り合い。
でも古屋への敬意を込めて和の雰囲気は保ちつつ、洋モノも混ぜてのミクスチャー。
具体的には素人の私が口出しするよりも、テーマだけをこちらで決めて、あとはプロにお任せです。
まさに「モチはモチ屋」。

「(信頼できる)プロのアドバイスを素直に聞く・・・」
これは何事においても成功の秘訣ですよ。


植栽は植えて終わりではありません。
当然、日々成長しているわけで、その時点で絢爛豪華である必要はないのです。
もちろん日常のメンテナンスも絶対。


ここまで作り込んでもらえると、あとはホームセンターに行ったときにでも、
「これ、うちの庭に似合いそう」というイメージがつかみやすいし。
「ありがとう、あとは自分たちで楽しみながらいじっていきます」って感じ。

あ、家も庭も一緒ですね。
完成してからが肝心です。


花屋のUさん、植木屋のT君、サンキュー。
次はこの庭でバーベキューだねっ。

手土産は缶ビールよりも庭にお似合いの植物にしてねー。
posted by ミヤタカズヒコ | 20:21 | ■ガイコウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■写真 その3
日は、リビングとキッチンをご紹介。

いわゆる「古民家再生」に情熱を燃やす人には、
「なにこれ?古民家の味が残ってないじゃない」
なんて言われそうですが、今回はそういうことではありません。

お気に入りの家に、お気に入りの家具。
それらを上手く調和させるにはどうしたらいいか・・・?

私なりの答えがこれ↓。


和と洋、新と旧など、様々なミクスチャー。
それらがどう化けていくか・・・。
感じ方は人それぞれですが、これはひとつの提案です。

いかがでしょうか?


南の庭に向かって配置されたオープンキッチンは北側にも窓があるために、風通しが抜群です。
「見せる収納」を意図して、お気に入りのツールたちを配置。
天井にはホームセンターで購入したワイヤーメッシュが吊られています。
380円なり。


今までの家では置ききれなかった、お気に入りの家具たち。
壁も天井も白で統一されると、まったく違った印象になると思います。
色調を抑えた空間は、緊張感のない落ち着いた雰囲気に。


ダイニングの天井はスケルトンにすることで、3mの天井高さを確保。
コンクリートブロックの壁面には将来、薪ストーブを置きたいなと計画中。


ダイニングはテーブルセットがまだ揃っていません・・・。
もう1年以上探しているんですが・・・。
ホントにほしいモノでなければ買わない・・・。
そろそろそんなこだわりを持ってもいい年齢です。

「まぁ、とりあえずこれでいいかぁ」
・・・なんていう感覚でマンションなんか買っちゃダメですよ。

ホントに。
posted by ミヤタカズヒコ | 14:05 | ■ケンチク | comments(0) | trackbacks(0) |
■写真 その2
日は「ザ・古民家」らしい設え(しつらえ)をご紹介。

まずは縁側。
以前の風情とほとんど変わっていないと思います。
ただし防湿と補強のため、床下にはコンクリートを打設して、グラスウールを敷き込んでいます。
床も既存のヒノキ材は撤去して、全面杉板張りに。
写真ではわかりにくいと思いますが、靴脱ぎ石は既存の塀を解体したモノをクリーニングして転用。


障子は既存品をクリーニング後、障子紙をワーロン紙に張り替え。
スポットライトの新設で夜景もなかなかのもんです。


ラワンの天井は今後時間を見つけて新たに設えてあげようと思います。
小竹やすだれを貼ってもいいかも。
網代貼りにしたら高いし・・・。


客間はほとんど既存をクリーニングしただけです。
といっても沈下の是正が大変でしたが・・・。
壁は既存を補修して新規珪藻土塗り。
座布団は京都「一疋屋」で購入。
半分を藍染し、その後柿渋で染め上げたモノ。
ひとめぼれ・・・。


ふすまは既存の建具に和紙を貼り込みました。
お気に入りの柄をパッチワーク貼り。
東京「ながはる」にて発注。


次回はリビングとキッチンをご紹介。
posted by ミヤタカズヒコ | 13:17 | ■ケンチク | comments(0) | trackbacks(0) |
■写真 その1
日は竣工写真 その1。

玄関と洗面所などをご紹介。
こんなところまで見せていいんですかね?
まぁ、我が家ですから。

通常はクライアントの意向に沿ってデザインワークを進めていくのですが、今回はクライアント不在。

やりたい放題やらせてもらいました。

まぁ、我ながらいい感じだと思います。

自画自賛。

まずは玄関から。
床は洗い出し仕上げ、壁はわらを練り込んだ珪藻土。
天井は既存を残しました。
土間に置いてある靴脱ぎ石は、解体した大谷石の塀をクリーニングして設置。

「いいものは残す」

それをエコとか言わないで下さいよ。
当たり前のことです。

照明器具は祖父からの遺品。
下足入れは古道具屋で購入した食器入れを転用。
モールガラスは貴重です。


壁のタペストリーは京都「MIZRA」オリジナルの限定品。
アンティーク着物生地が赤耳付のデニムにキルティングされています。


洗面所は少々異空間。
正面壁はモルタル左官の上にウレタン塗装。
塗装の壁は茶と橙に塗り分けです。
天井にはトップライトを設置。
水栓はドイツの「グローエ」、洗面器はスウェーデンの「IKEA」(15800円!)。
台下収納には、既存床の間の飾り窓を転用。
便器はご存知「TOTOネオレスト




あ、内覧したい方、もしも希望がありましたら、いつでも案内します。
「写真より実物のほうがいいですね」なんて・・・。
ほめられると伸びるタイプなんで、ドンドンほめてください。
posted by ミヤタカズヒコ | 02:41 | ■ケンチク | comments(0) | trackbacks(0) |
■オープンハウスに思う
日、我が家でオープンハウスを開催しました。

暑い中、わざわざ足を運んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。
お世話になっている方や初対面の方に交えて懐かしい顔も見ることができ、とても充実した1日でした。
祝いのお届けモノもたくさんいただきました。

招待されることはあっても自分がホストになったのは初めて。
「誰も来なかったらどうしよう」
なんて不安もあっという間に吹き飛ぶ大盛況。

多すぎず、寂しすぎずのちょうどいい感じの人数でした。
13組25名くらいの参加者かと。

こちらでは個人情報の絡みもあるので当日の写真はUPしませんが、今後につながるステキな出会いがたくさんありました。

ご足労いただいた皆さま、我が家はショールーム的な意味合いもありますので、もちろんブログアップやサイトリンクもフリーです。

またご自分で撮影された写真であれば遠慮なくご使用ください。


設計の仕事ってホントに人脈なんですよねぇ。
個人的には広告宣伝や営業はあまり意味がないと思っています。
人対人の腹を割ったお付き合い・・・。
色々なバリエーションがあるとは思いますが、自邸をお探しの方々、是非服装や食事の趣味、財布の中身まで見せられる信頼できる設計屋を探してください。

まずは参加者皆さんに感謝!
posted by ミヤタカズヒコ | 19:47 | ■ツブヤキ | comments(0) | trackbacks(0) |