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設計屋が古都鎌倉に古民家を購入。
敢行されるリノベーション(古家再生)の顛末はいかに?
果たして「餅は餅屋」と言い切れるか・・・?

家:http://m-atelier.jp/
別:http://m-atelier.jugem.jp/
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■ビニルクロスの罪
のクライアントのほとんどすべての人たちは・・・

「ビニルクロスはイヤッ」
みなさん口をそろえてそう言います。

私も嫌いです、ビニルクロス・・・。
結局は何かのイミテーションなんですよね。
和紙だったり、珪藻土だったり、漆喰だったり、織物だったり・・・。

「だったら本物の素材で仕上りゃいいじゃん」
単純にそう思います。
「え?なんですか?予算がない?」
でもそこはケチるところではないと思うのです。
上手くコストコントロールすれば、それほど大きなコストの違いはありません。
壁は重要ですよ、贅沢してもいい部分です。
また部分的に壁を化粧してあげると、とても引きしまった印象の空間になります。

というわけで、うちの洗面・脱衣室はこんな感じ↓で色と素材で遊んでいます。
2面はOP(油性)塗装、他の2面はモルタルの上にウレタン塗装。
白塗装の壁も清潔感があって、その上部屋が広く見えていいんですが、こんな感じも面白いでしょ?
決して高価な仕様ではないんですが・・・。
要は感性の問題です。
天井のトップライトからは光がサンサン。




では赤と青で壁を塗り分けたりしたら・・・?
それもアリだと思いますよ。
ただし絵具のような原色ではちょっと・・・。
少し明度と彩度を下げて調色してあげれば、面白い空間になると思います。
で数年後、それに飽きたらまた違う色で塗り直せばいいんです。

洗面所内のオープンなトイレも思いのほか落ち着きます。
それに最近のトイレは脱臭機能が非常に優秀で、つぎに入った人が不快・・・、ということもないし。
狭い空間で仕切るよりも絶対的にオススメ。
コストも壁がない分、安くなります。


デンマーク製 vipp のペダルビンとトイレブラシ。
80%OFFの激安セールで入手しました。
ラッキー・・・
定価じゃとても買えません・・・。
posted by ミヤタカズヒコ | 14:53 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■仕事部屋と風呂も見て〜
日はアトリエと風呂のご案内。

アトリエはほとんど趣味の部屋。
最近の設計事務所に製図台はありません。
すべてPC。
つまり何処でもしようと思えば仕事ができる。

それはそれで困ったもんです・・・。

うちのマシンはデスクトップがIBMのThinkCentre、ラップトップも同社のThinkPad。
こちらも見てみて。

MacintoshはG5時代で卒業しました。
棚に鎮座しているColor Classicは今も稼働しますが実際はインテリア。
OSは「漢字Talk7.0」搭載。
これを「懐かしい響きだ・・・」と感じる人、40歳前後かと思います。
こちらも見てみて。




照明器具はフランスのGRAS。
とってもレアなモデルたちです。
この辺の自慢はまた後日たっぷりと・・・。


風呂は、予算の関係でハーフユニット(下部だけユニット)を採用しました。
これだとまぁ、ローコストの割には意匠的にも遊べるし、ユニットバスのような寒々しさも軽減できるし。
2面はモルタル塗り、2面はヒノキ板張り。
天井はアルミのスパンドレル。
シャワーユニットは「グローエ」。
小物はIKEA様(お世話になってますー)。


ドアを開けた時のヒノキの香りがたまりません。
浴槽や床までヒノキを採用するほどの根性や情熱、ましてや予算はありません。
これで充分シアワセ。

posted by ミヤタカズヒコ | 10:38 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■壁で遊ぼう!
TVや雑誌などのメディアでよく目にするのは、真っ白な壁の家。

あれを見るたびに思います。
きれいだけど・・・無難な感じで面白くない・・・。

もっと色や素材で遊ぶべきだと思うのです。

我が家の壁を紹介します。
少々やりすぎたかな?の感はありますが・・・。
まぁ、クライアントを招待する際にはいいショールームになるかなと。

■和紙
ロウを吹き付け、その後に染色。
するとロウが定着している部分には色が乗らないようです。
渋い色合いで個人的にお気に入り。


■コンクリートブロック
半世紀前の実験住宅で多用されていたコンクリートメーソンリー(型枠コンクリート造)の風情が好きで・・・。
まぁ、今回は構造体にはなっていませんが。


■ウォールナット突板
要はクルミの木を薄く削ったモノです。
質感も色合いも大スキ。
クリアラッカーを吹き付けて表面を保護しています。


■ラワン合板OP
石膏ボード貼りよりもこんなチープな感じがスキです。
でも意外と施工手間はかかるので、じつはチープではないんです。
汚れや傷も味と思える仕上げ手法かと。
写真中央にはインターホン置場の予定ですが、いまだ未設置・・・。


■珪藻土
珪藻土には消臭や調湿、断熱の効果なんかもあるようです。
今回は藁(わら)をふんだんに練り込んで仕上げてみました。
かなり濃い色を選びましたが、個人的には正解だったと思っています。


■磁器質タイル
窯変(ようへん)したモザイクボーダータイル。
洋風でもあり和風でもあり。
意外とオールマイティに使えます。

posted by ミヤタカズヒコ | 13:27 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■いよいよ・・・
事も終盤。

で、リノベ工事が終わると、職人たちはいつもこう言います。

「へぇビックリだねぇ、あの家がこうなるんだぁ」って。

彼らは自分の守備範囲をきっちりと納めていきます。
大工は「木工」、電気屋は「照明・弱電・コンセント・換気等」、設備屋は「水道・給湯・排水等」、板金屋も左官屋も塗装屋も同じこと。

ようするに全体は見ていないのです。
全体を見ているのは設計屋である私だけ。
正直言えば、クライアントですら理解できていない部分もあると思います。
「あぁ、ここはこうなったのね?」なんて。

まぁ、カッコよく言えばオーケストラの指揮者みたいなもんですかね?
それぞれの楽器は弾けないけど、全体を自分色にまとめる役。
誰も気にしていない部分にこだわったりして。

だから 現場は楽しいです・・・ただしお金でもめなければの話ですが。
予算がないのに無理なことを指示すると、どうしてもピリピリと・・・。
人間関係もギクシャク・・・。
だから工事費には余裕を持って、とは言いませんが、調整しろは必要です。

工事が始まると、どうしても「あれもこれも」となってくるのが人情。
5〜8%程度の追加工事費は覚悟しておいたほうがいいと思いますよ。
職人が1日 働けば2〜3万円の人件費が発生することをお忘れなく。

家を建てるということは設計屋を含め、工務店とも長いお付き合いをするということ。
ケンカ別れほど悲しいモノはありませんから。

外壁はこんな↓感じ。
杉板を縦張りし、押縁で表情を締める予定です。
養生シートより青い空を背景に。
posted by ミヤタカズヒコ | 23:24 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■おいおい・・・パート2
いおい・・・おいっ。

庭先に作業場が出来ちゃったよ。
それも屋根付の結構立派なヤツ。
ますます祭りっぽくなってきちゃったよ。


「これでゆっくり仕事ができる」って?

「おい!」

いつまでやるの?この現場?
私、今夜から宿なしなんですけど・・・。

ははーん。
職人さん?この現場片付けたら早めのお盆休みって算段ですか?
ってことは、あと2週間延長?
まぁ、庭先でやってくれる分には問題ありませんが・・・。
インフラ(電気・水道・防犯等)は整ったし。

くどいようですがクライアントのみなさま、今回は設計屋も職人も利益度外視の半分趣味みたいな現場です。
ビジネスであればシャンっとします。
ご安心を。
ホントです・・・たぶん。
posted by ミヤタカズヒコ | 21:56 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■まだまだ・・・
日はサービスショット満載。

でもチラ見せ。

現場はまだこんな感じ・・・。

■玄関■
和風ですか?
いやいや、全貌は意外とミクスチャーな感じです。


■ダイニング■
現場での思いつきで、天井はスケルトンに。
天井高さ3mの開放感。


■リビング■
ウォールナット突板の壁面には液晶TVが鎮座予定。


■キッチン■
フルオープンのアイランド型。
全長2.9mの手作りワイドレンジなカウンター。


この頃になるといつも不思議な感情が湧いてきます。

「なんかさびしい・・・」

お祭り騒ぎのような現場が終息に向かう前の、最後の盛り上がり。
終演も間近・・・だと思います。

―――――――――――

あ、8月中にはオープンハウスも開催します。

友人+知人の皆さま。
業界(出版・映像製作・メーカー)の方々。
さらには私の知らない人。

みなさん鎌倉散策の合間にでも、遠慮なくお立ち寄りください。
冷えた麦茶でオモテナシ。

日時は・・・家の意のまま・・・。

追ってお知らせしますー。
posted by ミヤタカズヒコ | 20:36 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■そろそろ・・・
よいよ追い込み。

引き渡し2週間前の現場ではいつも・・・
「これでホントに終わるのかなぁ」
なんて思います。

でもラストスパートかけて終らせるですよねぇ、いつも。
「だったら最初からもっとペース上げとけよっ」
とも思いますが、まぁその辺は職人たちを信じて、彼らのペースで進めています。

内装の仕様は・・・

床 :杉無垢板着色オイルフィニッシュ
内壁:ラワンベニア水性塗装
   和紙貼り
   珪藻土左官
   モルタル左官
   ウォールナット突板貼り
   コンクリートブロック積み
天井:ラワンベニアラッカー塗装

・・・って感じです。

それほど特殊なことはしていませんが、自分の家なら多少実験的な冒険も可能です。
和と洋、昭和と平成、明と暗、新と旧等々、さまざまなミクスチャーな感じがどう化けるか・・・楽しみ。

既存の良さが上手く引き出せるといいのですが・・・。





posted by ミヤタカズヒコ | 23:44 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■断熱〜っ。
下した上屋の傾きの修正、腐った床組の交換、屋根下地の張り直し等々、基本的な是正が終わりました。

ぼちぼち内装工事です。
で、その前に断熱材の充填。
グラスウールというガラス繊維でできた布団のようなものを、仕上げ材の下に突っ込んでいきます。

ほとんどの古家にはこれが入っていない。
20年前の「中古住宅」であれば、多少期待はできますが、それ以前の「古屋付土地」的な物件では絶望的・・・。


当初は床暖房はどう?という選択肢もありましたがあっさり却下。
やはり木製建具を使用している古家には「機密性」がありません。
で、輻射熱を利用した床暖房はこの「機密性」が命。
すき間風が入り込む空間で床暖房を稼働させても、あまり意味がないと判断しました。
t 014.JPG

縁側にも・・・大サービス。
床下にはコンクリートの耐圧板が打ってあります。
t 015.JPG

天井裏にはすでに断熱材(スタイロフォーム)が貼ってありましたが、うっすいモノだったので念のためにグラスウールも。
t 008.JPG

・・・でこんな感じ。
ラワン合板目透かし貼りです。
とてもキレイな白ラワン。
個人的にはシナ合板はキライです。
t 007.JPG

あ、今年限りの政策のようですが、「住宅エコポイント」という制度があります。
この規模で住宅を断熱すれば、18万円くらいのポイントがもらえるらしい。
商品券にも交換できるし、もちろん使わない理由はありません。

最後に注意。
工事写真、納品書、施工証明書が必要で、グラスウールは政府指定のモノでなくてはダメですよ。
posted by ミヤタカズヒコ | 01:53 | ■ナイソウ | comments(0) | trackbacks(0) |